emo DANCE schoolでは、地域のイベントに参加したり、発表会があったり、コンテストに挑戦したりと人前で踊る機会があります。参加はしてもしなくても自由で良いと思っていますが、ダンスを上達したいという気持ちがあるのであれば、なるべく参加した方が良いと感じています。人前で踊る経験というのはダンスが上達するためにとても役に立つ要素だからです。
今までの経験でも、1つの目標に向かって努力したこと、達成できたことで自信にもなり、イベント出演の後と前では全くの別人というほど、ダンスが上達しているパターンが多いのです。では、何がこんなに上達させるのか、今回はこのことについて考えていきたいと思います。
1.人に見られるという意識
まず1つは、家族やお客さん、お友達に見られるという意識から、上手に踊ろうという気持ちが芽生えるからだと思います。見終わったあとに、良かったよと言ってもらえることで、嬉しい気持ちになります。それに向けて頑張る気持ちがいつもより増すという人は、たくさんいると思います。
どう見られたいかは人によって違います。生徒にダンスを見てくれたお客さんにどんなふうに感じてもらいたいかを聞いたら、「元気」「楽しそう」という意見がでました。そこで、そのためにはどうしたらよいかをそれぞれに考えてもらいました。自分たちのダンスがお客さんにどう見えるのかを考える、良い機会だと思います。
2.心が成長する
人前で踊るとなると、できないことがあっても途中で投げ出さず最後までやり遂げようという責任感が芽生えます。普段のレッスンで、できないままになっていることも、本番では間違えたくない、上手に踊りたいという気持ちが勝って、できないことと向き合う姿勢を学ぶよいきっかけになります。自分ができてないところを把握したり、自分のダンスにより興味を持つようになります。
ダンス以外でも、衣装を準備したり、メンバーと協力したりと普段のレッスンではやらないことを経験でき、いろんな面で心が成長する機会でもあります。
コンテストに参加した際はレッスンの時間よりも早く来て、生徒同士で練習するようになったり、レッスンがない日も家で練習するようになったり、小さい子達も教えあったり、できるまで何度も練習したりと全員が本気で取り組んでいる姿が見られました。発表会に向けて全員の意識がグンと上がっているのを感じられました。
3.チームが団結する
ダンスの作品を良くしたいと考えるようになると、チームとしてもレベルアップします。どうすればダンスを揃えられるか、どうすればチーム全体が魅力的になるかを考えて、それにあった練習を考えるようになります。
特にコンテストでは、意見を言いあい、ケンカしたり悔しい気持ちになったりもありますが、それを経験しながら、より良い作品をつくるためにみんなが頑張るのです。お互いに見合って練習が必要な部分を指摘し合ったり、いつも以上にメンバーと深く付き合うことになります。
衣装でも協力したり、スムーズに進むように話し合ったりとチームが団結しながら、目標に向かっていくので、とても良い経験になります。
4.本番の楽しさを知る
人前で踊るというのは、緊張もしますし、失敗したときは落ち込むこともありますが、自分のダンスを見せることで、お客さんに喜んでもらえることを理解すると、やる気に繋がりますし、幸せな気持ちになります。人に見てもらえるということは、すごくすごく楽しいことなのです。どんなに下手でも一生懸命に踊る姿は、感動を与えますし、楽しそうにキラキラして踊っている子を見ると幸せな気持ちになります。どんな子もダンスが好きなら人前で踊ってほしいです。自分のダンスが人をハッピーにするなんて、信じられないかもしれませんが、感じてもらいたいです。
5.自信がつく
人前で踊ることに勇気が必要な人もいるでしょう。しかし、それをやり遂げられたら、「できた!」という自信になります。特に子どもにとってはとても緊張するし、大きな一歩でもあります。笑顔で踊れなくても、間違えてしまっても、まずはステージに立てたことを褒めてほしいです。
いろいろと考えを述べてきましたが、大前提として、イベント参加はもちろん無理なくで良いと思っています。衣装や参加費もあればスケジュールや保護者さまのお仕事の都合などもあります。イベントに参加しないと上達できないとも全く思いませんし、子どもによっては人に見られることに興味がない、見られたくないという子もいます。emo DANCE schoolは完全に希望者のみの参加となっていますので、お子さまのペースで、お子さまの気持ちに合わせて、決めていただけたらと思います。